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<description> （24時間おきに更新中）</description>
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<title>三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)</title>
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<description> 高校生のときに読んで、ハマッた。三国志ものはいろいろ出回っているが、余計な先入観を持たずに済む入門書としては、これが最適だと思う。文章は言うことなし、一応どこにも偏らずに書かれているとも思う。個人...</description>
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 高校生のときに読んで、ハマッた。三国志ものはいろいろ出回っているが、余計な先入観を持たずに済む入門書としては、これが最適だと思う。文章は言うことなし、一応どこにも偏らずに書かれているとも思う。個人的には「この作品の」曹操のファンである。文句なしにカッコいい。
 この後に、何だったかもう忘れたが、とんでもない三国志ものに当たってしまい、辟易して以来、他に手を出すのをやめた。やっぱり正統派から入るにこしたことはないと思う。これを読んでざっと人間関係を把握して、それから他の作品を回るのが正解なんじゃないかな。若い頃は、三国志などを読んでもあまり興味が湧かなかったり、
世の中が十分に理解できていなかったこともあり、それほど面白いとも思わず、

１巻の桃園の巻まで読み切ったところで止まっていたが、
大人になって世の中がよく理解できてきた今読めば、とても理解できるし面白い。

劉備が世の苦しむ民衆を救わんと、義兄弟の契りを結び、張飛と関羽を従え兵を起こす。
ところが、戦功を上げても愚かな人々の前に地位もろくに与えられず、ただ戦場を放浪するのみで、２巻の初めにやっと平原の相（しょう）という地位を得る。
その後、曹操、孫権、と並び、三国（魏、呉、蜀）のトップにまで上り詰める彼と三国の運命とは・・？父が持っていたい旧かなづかいの同書を２回読んでから３０年近くがたち、今回現代かなづかいのものを購入して読み出しました。
劉備が黄河の流れをみつめているシーンやせっかく母のために手に入れた茶を母が川に投げ捨てるシーンなどは明確に覚えていましたが、都が混乱に陥るストーリーなどはすっかり忘れてしまっていました。
以前読んだのが旧かなづかいのものであったこともあり、今回購入したものが非常に読みやすく感じ、あっという間に１巻を読み終えてしまいました。
とにかく物語の長さを感じさせない最高傑作です！この本は安定して面白いね。特に後半の主役は孔明で、孔明の頭の良さがわかる。この本は天命とか天機とか天佑とかやたらと天という言葉を使って、カッコよく物語りを描いてる。読んで損は全くないね。一生に一度は読みたい本。私は劉備元徳のどこまでも誠実でありたいというその性格に感動したね。オススメです。自分も一番最初に出会った三志がこれでした（父が読んでいた）。
あまりの面白さにぐいぐい引き込まれ、一気に三国志ファンになってしまいました。
今思うと、最初に出会ったのがこの吉川三国志で本当に良かったと思います。
『蒼天航路』あたりから三国志に入ってしまうと、あまりに王道すぎる吉川三国志は退屈に感じられたかもしれません。
あと、他の作品で曹操や周瑜ファンになってしまうと、後からこの作品を読むのはしんどいかも。
日本では趙雲がやたら人気あるのも、間違いなく吉川版の影響でしょうね。
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<title>三国志〈2〉 (吉川英治歴史時代文庫)</title>
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<description>董卓が死に、曹操、孫策がどんどん強くなっていきます。
三国時代につながっていく序章というところでしょうか。
読めば読むほど先が読みたくなります。
第2巻は黄巾の乱が治まって、その後に実験を握った董卓...</description>
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<![CDATA[
董卓が死に、曹操、孫策がどんどん強くなっていきます。
三国時代につながっていく序章というところでしょうか。
読めば読むほど先が読みたくなります。
第2巻は黄巾の乱が治まって、その後に実験を握った董卓が暴政を行い、その董卓と他の豪傑たちが戦うという辺りがが描かれています。メインとなっているのは、董卓の家臣である呂布がとんでもなく強いので、董卓と呂布を仲違いさせるべく、貂蝉という美女が二人に色目を使って騙す物語です。この部分は実話ではなく、貂蝉も実在の人物ではないそうなのですが、三国志のひとつのクライマックスと呼んでも良い盛り上がりを見せています。 

この巻では玄徳がいまひとつ目立たないのが玉にきずなのですが、曹操、袁術、呂布といったライバルたちの性格が徐々に明らかになって来ていて、今後に対する興味をつなぎます。 
若かりし曹操が力をつけていく様が力強い文体で描かれていく。途中、いなごの大群が出てきたりして、そういう不確定要素が歴史の舞台に登場してくるのが面白い。呂布のクーデターにより董卓の暴政に遂に終止符が討たれ、ようやく平安が戻るかと思いきや、戦乱の相がいよいよ深まっていきます。一方で思いがけない好機を掴み、帝を庇護することに成功した曹操が、覇権への第一歩を踏み出します。
劉備たち名優のための舞台が徐々に整いつつあるものの、その本格的な活躍はまだ先。本巻での主人公は呂布をおいて他にないでしょう。この三国志きっての反逆児がいよいよ真価を発揮し、縦横無尽に暴れまわります。並の者ならとっくに死に値する短慮でありながら、天賦の才に守られる彼の本能のままの裏切りと武勇はある意味痛快。傾国の美女貂蝉に初恋の少年の如く恋焦がれる姿は、どこか微笑ましくもあり、関羽などの傑物たちとはまた趣を異にした人間的魅力がたっぷり描かれています。
呂布を目の敵とする張飛もまた面白い。彼の猛進と失態を、劉備と関羽が呆れ、叱り、窘めるところはお約束ともなっており、三国志（特にこの第二巻）を楽しくするアクセントとなっています。
血なまぐさい時代を描きながらも、所々の喜劇性で巧みに読者をくすぐりながら、その世界のより深いところへ誘い込む。そんな吉川氏の高等技術が存分に堪能できる巻です。 横山氏の漫画は、児童が読むことも考慮し、えぐい部分は原作を参考に
していなかったと本人も行っております。ですから、始めて活字で読む本
作は、私にとって唐突だった展開の溝をうめてゆくのに随分と役立ってま
す。

 もう少し早く、活字にチャレンジすればよかったのですが、漫画を学童
の頃読んで、アラスジを把握していたので、活字はいずれ・・・と、後回
しにしていたのが、今悔やまれます。

 もし、漫画などで、三国志演義を楽しまれて、未だ活字を堪能してい
ない方が折られましたら、本作は本当に三国志（演義）スタンダードと
して、お勧めします。
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/03/4061965352.html">
<title>三国志〈3〉 (吉川英治歴史時代文庫)</title>
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<description>呂布の最期が印象的な第三巻ですが、私は陳宮の健気さが大好きです。
どんな策を献じてもまともに実行してもらえず、すぐに取りやめられたりします。
ふてくされたりもしますが、乞われればなんだかんだで嬉しそ...</description>
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<![CDATA[
呂布の最期が印象的な第三巻ですが、私は陳宮の健気さが大好きです。
どんな策を献じてもまともに実行してもらえず、すぐに取りやめられたりします。
ふてくされたりもしますが、乞われればなんだかんだで嬉しそうに献策してます。

そして曹操との問答のシーン。
饒舌に堂々としていて、潔く格好いいです。
あの曹操と互角だったです間違いなく。

また、暗愚も暗愚な呂布だけど、陳宮はわりと好きだったんだなぁとなんだかグッときます。
そんなデコボココンビにグッとくる３巻です。
そしてそういう目で読むと、陳登・陳珪親子の小賢しさがこの上ないです。
三国志の中で最強の武将、呂布が死に、矢で射られた片目を食べてしまった夏候惇、敗走する劉備にせめてものもてなしをと妻の肉を出す話など、非常に印象的な場面が多い第３巻です。
第3巻で描かれるのは、董卓や呂布の時代を経て、曹操が都の実権をほぼ掌握した時代です。皇帝をないがしろにする曹操に対して危機感を持つ武将たちが打倒曹操の誓いを立て、玄徳も彼らの仲間となります。ところが、曹操暗殺計画が失敗に終り、玄徳もこの一味に加わっていたことを曹操に知られ、逆賊として討伐される身に陥ります。

討伐軍に敗北した玄徳は、関羽・張飛と離ればなれになってしまいます。曹操は関羽の軍人としての腕前と忠義の心に惹かれ、玄徳の妻子の命を助けることを条件に彼を配下に置きます。いよいよ話が盛り上がって来たところなのですが、私は4巻を持っていません。これから買いに行ってきます。 曹操が権力を強大にし、そのため打倒曹操の気運が高まってきた。やや悪役的な存在になってくるが、彼の豪傑ぶりと博学ぶりが描かれていて唸らされる。このあたりから物語は佳境に入っいく。積年の宿敵呂布を遂に破り、いよいよ覇道を走り出す曹操。董卓にも比肩する非情ぶりの一方で、敵の猛将関羽の武勇と信義を愛し、彼の心を得るためにあの手この手を尽くす。三国志第三巻では、この稀代の英雄のそんな二面性が丹念に描かれ、単なる劉備の敵役を超えた、一人の魅力的な人物として、その存在感が露わにになってきます。三国演義をベースとしながらも、本来そこでは敵役である曹操の魅力をしっかり引き出しているあたり、吉川三国志の妙と言えるでしょう。
曹操のみならず、本巻でピリオドを打たれる反逆児呂布についても然り。自分の娘を背負いながら、曹操・劉備の連合軍の只中を奮闘する姿は美しささえ漂い、一体どちらが敵役かわからないほどです。善悪という矮小な色分けでなく、その瞬間瞬間に見せる決断と行動にスポットを集中させ、英雄たちをダイナミックに描く。そんな吉川の人間の捉え方が堪能できる一冊となっています。
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<title>三国志〈4〉 (吉川英治歴史時代文庫)</title>
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<description>曹操は北方の袁紹を破り領土を一気に拡大。
その一方で劉備は有名な三顧の礼をもって遂に孔明を迎え入れます。
徐庶から孔明の名を聞きついに出会い軍師に迎え入れるまでのくだりはついつい時間を忘れ、夜を明か...</description>
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曹操は北方の袁紹を破り領土を一気に拡大。
その一方で劉備は有名な三顧の礼をもって遂に孔明を迎え入れます。
徐庶から孔明の名を聞きついに出会い軍師に迎え入れるまでのくだりはついつい時間を忘れ、夜を明かして読んでしまいました。
いよいよ孔明ひきいる劉備軍の快進撃が始まり、読み出したらとまらないおもしろさが加速していくのは間違いありません！「江東の小覇王」孫策が若くして病に倒れ、さらに若い弟の孫権が呉を引き継ぐ。中原に目を転じると、曹操が河北の袁紹を遂に滅ぼし、中華制覇の野望をその視野に入れる。劉備は国力、兵力ともに相変わらず微小で、天下から程遠い位置にありながらも、「三顧の礼」をもって、諸葛亮を軍師に迎え入れることに成功する。いよいよ、「三国志」の型が形成され始め、物語は佳境へ突入していきます。
この第四巻には、そうした歴史の激動とともに、この物語のターニングポイントとなる幾つかの印象的な邂逅と別離が描かれています。曹操と関羽の覇陵橋での別れ、曹操の姦計による劉備と徐庶の別れ、そして言わずもがなの「三顧の礼」。この中でもとりわけ、曹操と関羽の別離の様は、詩的といえるほどに美しく、息を呑みます。関羽の旧主劉備に対する不変の忠義、彼の武と義をあまりに愛するがゆえ、見送らざるを得ない曹操。彼はこうなることを分かっていながら、一縷の望みを賭けてひたすらに関羽を渇望し、そんな曹操の胸中を察する関羽もまた見事なまでの武人らしい信義を通した上で、袂を分かちます。曹操のような男に仕えたい、あるいは、関羽のような男を手中にしたい。男であるならば、ある種の羨望交じりにそう思わせる、個人的には三国志で最も好きなワンシーンです。
孔明登場。孔明が活躍する様が描かれ始める。これまでも、劉備だけでも素晴らしかったが、天才軍師が出てくることがいかに凄いことか、まざまざと見せつけられる。戦の読みは恐ろしく深い。吉川英治の『三国志』はその「熱さ」において、他の作品と一線を画していますが、
この第四巻はまさに「いよいよだな」と手に汗を握る展開に期待を膨らませる巻です。

関羽好きにはたまらない、曹操のもとからの「決死の千里行」。
関羽のほれぼれとする行動も熱くていいのですが、
そんなに劉備っていい奴なの？と「人徳」というものを考えさせてくれます。

そして三国志の主人公(?)である諸葛亮孔明の登場。
劉備が「脾肉の嘆」にくれていたときに孔明を知り、
「三顧の礼」で丁重に軍師孔明を迎え、
「水魚の交わり」をもって理想を語り合い、
「天下三分の計」をもって赤壁の戦いに向かっていく…。

これぞロマン！
わくわくしながら一気に読み進む巻です。

 この巻は、曹操の下に身を寄せていた関羽が、
劉備の生存を知り決死の旅を切り抜け、劉備一党
は劉表の許へゆく。そこで孔明と出会い、南下す
る曹操との対立から徐々に赤壁の戦いへの流れを
導いている。

 読みどころは、関羽の決死の路程、孫権による
呉の充実、劉備と孔明の交わり。

 漫画で知っている内容でも、活字だとまた一味
違いますので、漫画だけで満足したという方にも
お薦めします。
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/05/4061965379.html">
<title>三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)</title>
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<description>強大になった魏の曹操軍が呉をうちにゆく赤壁の戦いの巻。
孔明の弁により魏と全面対決することとなった呉の周瑜は火計を用いて魏軍を粉砕するもののその後孔明の才を恐れて多くの策を弄します。
ギリギリまで追...</description>
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強大になった魏の曹操軍が呉をうちにゆく赤壁の戦いの巻。
孔明の弁により魏と全面対決することとなった呉の周瑜は火計を用いて魏軍を粉砕するもののその後孔明の才を恐れて多くの策を弄します。
ギリギリまで追いつめられた状況で全力をもってこれを克服した呉ではありますが、大勝ののちは余計なことをして空回りの連続です。
結局空回りする周瑜は孔明に翻弄されるのみで最後はこの世を去るはめに。
実生活に照らし合わせてみると、呉の行動には多く学ぶべきところがあるような気がしました。
世に名高い「赤壁の戦い」が最大の見所。若き二人の知将、孔明と周瑜が、曹操のお株を奪う見事な計略をもって大勝利を飾り、魏一強時代の終焉を高らかに世に示します。ただ、この戦いを見るにあたって、戦術面だけに着眼するのは、もったいない。戦いの裏で進行する「政治的な戦い」もまた、さながら戦場のごとき熱を帯び、注目に値します。
魏と対峙して、がっちり手を結んでいるかに見える劉備と孫権。が、それぞれの看板軍師、孔明と周瑜は、お互いの大義と実利を絡ませあいながら、早くも「赤壁後」まで見据えて、丁々発止の「知の戦い」を水面下に繰り広げます。敵か味方か定かならぬ、なんという外交の奥深さ。多くのビジネスマンが部下に読ませたい本として推すのも、まさにこのあたりの「交渉事の深淵」を体感してほしいからでしょう。
軍師が前面に出た「赤壁」の一方で、猛将の胸躍る見せ場「長坂坡の戦い」もあります。ここでの主役は、関羽の陰に隠れがちであった張飛と趙雲。魏の大軍の中からただ一騎で劉備の子を救出してみせる「趙雲の一騎駆け」。たった一人で、長坂橋の上に立ちふさがり、彼らしからぬ思わせぶりな演出と、実に彼らしい豪胆な一喝で曹操を退けてみせる、「張飛の仁王立ち」。彼らの名声を不動のものとした、あまりに有名なこの大活躍をもって、劉備は滅亡を免れ、形勢逆転の足がかりを掴みます。
超人的な知略と武勇、そして、盛者必衰のダイナミズム。戦国の世を彩るあらゆる要素が凝縮されて、読者を飲み込む、恐らくシリーズ八巻中で最も華やかな一冊です。赤壁の戦いが描かれる。三国志最大の戦いとあって、その様は凄まじい。単なる兵力より、兵法や戦の流れ、環境の正確な分析が大きくものを言うことがよくわかる。栄華を気づいた魏が傾いていくこれにより、三国志の行く末が面白くなる。 いよいよ赤壁の戦いが始まります。しかし、こう裏ばかりかかれるとなんだか曹操が気の毒に。孔明ファンですが曹操も好きなので、ここまで自信満々にされると何だか憎たらしくなります。
 一時とはいえ世話になった曹操を討つに忍びなく、見逃してしまう関羽の真情を読んでいながら、関羽の訴えを受け入れて一網打尽にできる場所へ関羽を派遣する孔明。関羽・曹操・孔明3人の立場と心情が見もの。
 周瑜がとうとう消えてしまうのも、何だか寂しい。
 赤壁の戦い自体はあれよあれよという間に曹操方が追い詰められ、結末を知っているせいか思ったよりも臨場感がない感じがしてしまいました。両陣営の登場人物の描写の方が面白いです。
 この吉川『三国志』第五巻では三国志上最大の決戦・赤壁の戦いがメインに描かれています。 その赤壁の戦いでは80万と称していた魏の軍勢は１/３以下になったと書かれています。単純計算で50万以上の命が一夜にして奪われたことになります。さらに、呉の方も犠牲となった人命は数知れずです。 両軍勢の犠牲者数を併せるとそれはそれは膨大な数になってしまいます。 三国志を読んでいると、登場人物の多さに度肝を抜かれ、名前を覚えるのに一苦労します。 しかし、数多出てくる名のある人物は例えば智将や武将だったり、三国志上の社会におけるヒエラルキーの果てしなくてっぺんに近いほんの一握りでしかありません。 三国志という物語のメインはその一握りの人達であることはいうまでもありませんが、彼らの何万倍、何百万倍と登場する名もない人々の存在を決して忘れてはいけないと思います。 名もない人達がいるからこそ、名のある智将や武将は歴史の表舞台で活躍できたのだと私は思うからです。 名はなくても一人の人間なのです。 名のある人物が歴史の表舞台で派手に活躍する陰で苦しめられる一般市民や戦で死んでいく名もない一兵卒のことを考えてみるのも時には大切なことだと思います。 ソレデハ…
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/06/4061965387.html">
<title>三国志 (6) (吉川英治歴史時代文庫 (38))</title>
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<dc:date>2008-11-20T07:21:20+09:00</dc:date>
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<description>軍師孔明の指揮のもと、劉備玄徳の軍が快進撃。
後で振り返ればこの巻の後半が劉備軍の最盛期であることがわかります。
曹操に老いが見られる中、「蜀」が主役として台頭します。
とにかく痛快で、読みだすと止...</description>
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<![CDATA[
軍師孔明の指揮のもと、劉備玄徳の軍が快進撃。
後で振り返ればこの巻の後半が劉備軍の最盛期であることがわかります。
曹操に老いが見られる中、「蜀」が主役として台頭します。
とにかく痛快で、読みだすと止まりません。赤壁の戦いで死地を切り抜けて以降、時流を得た劉備が、蜀を興すまでに一気に台頭します。元々から、武将だけを見れば、魏をも凌ごうかというオールスター軍団。国土と兵力という確固たる基盤を得てからは、それまでの連敗街道が嘘のような、破竹の快進撃を見せます。
翻って曹操の凋落振りは目に余るほど。国力こそは依然三国最強でありながら、自身の指導力には明らかな陰りが見え始めます。分けても、「王佐の才」と謳われた名軍師荀イクを自害に追い込んだのは、完全な致命傷。激情した時も、自信を失いかけた時も、曹操が判断を誤らずにいられたのは、ひとえに彼の忌憚ない諫言があったからこそ。有能な重臣をフル活用することでのし上がった曹操も、いつしか袁紹などと同レベルまでに将の器を落としてしまいます。劉備に形勢逆転されるのも至極当然の流れと言えるでしょう。
物語そのものは、やや中弛みの感があります。馬超と許楮の一騎打ち、劉備と曹操の対面など、見せ場もありますが、今一歩盛り上がりきれない。あるいは、前巻の「赤壁の戦い」があまりに鮮烈すぎたためか。三国志最大の舞台である彼の戦いは、読み手、書き手ともに、一種の燃え尽き症候群を引き起こすようで、この第六巻は全体を通じ、かすかな倦怠感が取り巻いています。
三国志後半。『神朴』では曹操に神懸かり的な助言をする者が登場する。予言したことがズバズバ当たる！ひょっとしたら、こういう人物のがいたのでは？と思わせる吉川氏のストーリーテリングは素晴らしい！魏の命運やいかに？ この吉川『三国志』第六巻では70歳近くの武将・黄忠が大活躍します。 彼は関羽、張飛、趙雲、馬超とともに、劉備軍５大ヒーローの一人とされ、劉備が漢中王になった際に、「五虎大将」という名誉の称号を与えられています。 三国志の時代は西暦でいうと200年前後です。今から約1800年も前のことになります。食べ物、医療、衛生状態、その他の環境に至るまで今とは比べものにならないほど悪かったはずです。 それにもかかわらず、黄忠は70歳近くまで生きているだけではなく、馬に乗って戦場を走り回り、刀を振り回して、名だたる武将を討ち取ってしまいます。 今現在の70歳のおじいさんからでさえ、馬に乗るばかりでなく走り回り、重い刀を振り回すということができる元気のあるおじいさんを探すのは至難の業でしょう。 三国志の時代では黄忠のような人物は今以上に稀有な存在だったに違いありません。 そんな老いてもなお盛んな黄忠の如く、私も将来元気なおじいさんになりたいです。 ソレデハ…三国志を読むなら吉川英治のやつが一番です！！書き方が上手いです、読んでいて風景が想像できます！
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/07/4061965409.html">
<title>三国志 (8) (吉川英治歴史時代文庫 (40))</title>
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<description>第８巻は､玄徳亡きあと孔明が主人公。またかつての三国志の英雄たちもなきあと､司馬仲達との戦いが続く。孔明の一つ一つの策が、現代のビジネスや人生観につながる。
まさに格言に近いと思います。三顧の礼から...</description>
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第８巻は､玄徳亡きあと孔明が主人公。またかつての三国志の英雄たちもなきあと､司馬仲達との戦いが続く。孔明の一つ一つの策が、現代のビジネスや人生観につながる。
まさに格言に近いと思います。三顧の礼から、天下三分の計〜、関羽、張飛、超雲らの優秀なプレーヤーとエース玄徳を盛上げる名参謀。まさにいろんな場面で「孔明ならどうしたか？」と考えてしまうケースもあるでしょう。
三国志という物語を超えてしまった感がありますが、最後まで主を想い、国を想う彼の一途な
「志」は今の時代に必要な「気概」だと思うのは自分だけでしょうか。また吉川三国志を読む機会を持ちたい。孔明が死ぬまで中原征服に向けてまい進しついにこれを果たせず死んでいく巻。
原書のひとつである三国志演義では司馬氏率いる晋に三国が統一されるまでを記述しているが、吉川英治の三国志は孔明の死とともに物語が終わっている。
孔明ほどの天才軍師でも中原征服をなしえなかったことに非常な残念さを感じつつ物語が終わってしまうが、篇外余禄に孔明の人となり、その後の歴史が記載されている。
この中で、「諸葛菜」は孔明のひととなりについて著者が考察を行っており、非常におもしろい。
豊臣秀吉をひきあいに出し、孔明ほどの天才でも、天才であり完璧であるがゆえ優秀な人材が他国に比して集まらなかったのでは、という考察には非常に納得感を感じる。
８巻読みとおしてみた感想として、諸葛孔明の偉大さが印象深く残る物語である。自分にとって孔明の人物像を頭に描くのはむずかしかったが周恩来だと孔明のイメージにピッタリと合う感じがした。最期まで民衆の為に尽す姿が重なった。一騎当千の英雄の活躍が輝かしい序盤から、
天才軍師による国の存亡をかけた戦いへと
時代の成熟が感じられます。

序盤は、新しい英雄がどんどん登場し
皆が若いため、躍動感がありますが、
英雄たちが年をとり、歴史から姿を
消していくという静寂の部分も描かれています。

滅びぬものはなく、天命にさからえない人間。

これまでに読んだ歴史小説の中でも
抜きんでて面白かったです。吉川三国志最後の舞台の主役に選ばれたのは、蜀の諸葛亮と魏の司馬懿。彼らが繰り広げる、実に5度に渡る宿命のライバル対決をもって、この長き物語は完結を迎えます。
面白いのは、第3次北伐で遂に実現する両雄の対峙。遠目に見ることは度々あっても、間近で言葉を交わすのは最初にして最後。その唯一無二の会話は・・「もと南陽の一耕夫」「かつて魏の書庫に住んでいささか兵法の端をかじった鼠官の輩」（笑）。兵士向けパフォーマンスの意も当然あるにせよ、常日頃お互いの才を認め合う二人からは想像できない、子供っぽい舌戦が繰り広げられ、ちょっとした可笑しさがあります。
物語そのものは若干ダイナミズムに欠けます。大軍同士、知将同士ということもあり、よく言えば重厚的、悪く言えば硬直的な戦局が多く、劉備・曹操が駆け巡った草創期のスピード感とは比ぶべくもありません。新しいスターが姜維の他に見当たらないのも寂しい限り。
八巻に渡ったこの吉川三国志は、孔明の死を持って、さっと幕を下ろします。その潔い構成が実に美しい。筆者、読者ともに情熱がピークアウトする、この英雄の最期をもって終幕とし、その後の晋による三国統一までは清流のようにあとがき的に流します。それぞれの余韻に浸りつつ、静かに本を閉じることのできる、吉川氏一流の上質なフィナーレです。
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<title>三国志〈7〉(吉川英治歴史時代文庫)</title>
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<description>７巻は､関羽、張飛、玄徳とあの桃園の誓いが終焉を向かえる。
あの呂布・曹操・袁紹などとの攻防が懐かしい。
この巻は､かなり中身の濃い内容で読みごたえあり。
劉備は史上最高の軍容と領地を手に入れたが、...</description>
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７巻は､関羽、張飛、玄徳とあの桃園の誓いが終焉を向かえる。
あの呂布・曹操・袁紹などとの攻防が懐かしい。
この巻は､かなり中身の濃い内容で読みごたえあり。
劉備は史上最高の軍容と領地を手に入れたが、桃園の契りを結んだ関羽が呉に討ち取られ、さらに張飛までが、味方に寝首をかかれるという悲劇が・・・
関羽の仇をうつため孔明を連れずに呉をうちに出向いた玄徳は大敗の上に病に没する。
蜀の国にとっては斜陽の道の始まりですが、これを境に主役は完全に孔明となり、孔明を取り巻く歴史の無常を感じながら一気に読みすすんでしまいます。三国志演戯における主人公格である、劉備、関羽、張飛の桃園の三兄弟、さらには敵役の曹操までもが、相次いでその激動の生涯を閉じます。スポットライトは、蜀の大軍師諸葛亮と、遂にその姿を見せ始めた魏の将軍司馬懿のライバル対決へと移行し始め、それはすなわち、この長き物語が「終わりの始まり」を迎えたことを意味します。
ハイライトは蜀と呉の決戦「夷陵の戦い」。劉備は、重臣の言に耳を貸さず、敵将を若輩と侮った末、一夜にして大軍勢を炎の中に失う。その様は、かの「赤壁の戦い」の焼き直しを見ているかのよう。劉備はあの時の曹操と同じ轍を踏み、英雄の誉れは若き呉の司令官陸遜が得ることとなります。
際立つのは呉のしたたかぶり。三国の中で最も地味な存在でありながら、赤壁に続く国難を見事に退けてみせます。魏をあれほど苦しめた関羽を、鮮やかな計略をもって仕留めるなど、完全に一人勝ちの様相を呈しています。若干短慮の嫌いがありつつも、最後の一線では誤ることない孫権の堅実ぶりは、劉備、曹操にはない、彼の特色と言えるでしょう。
名優たちの死はあまりにあっけなく、だからこそ逆に胸を締め付けられる想いを抱かせます。関羽は仲間に見捨てられ、張飛は部下に裏切られ、彼らの武勇伝の終幕とするには何ともためらわれる無残な死に様。武人らしい華々しい最期を、と願う後世の読者の希望をよそに、冷酷な戦場の理は矢継ぎ早に彼らを退場させ、吉川三国志はいよいよクライマックスを迎えることになります。三国志を彩ってきた豪傑の曹操や関羽、玄徳などの時代が終わりを迎えてゆく。年齢と共に、玄徳も人柄が変わっていく様が伺われる。しかしながら、魏や蜀はまだ続く。孔明が指揮を執り南蛮を制圧に向かうが、深い知略に富み、彼の凄さが分かる。最終巻がどうなるのか気になるところ。 この吉川『三国志』第七巻では三国志という物語自体が大きなターニングポイントを迎えます。今まで歴史の表舞台で華麗に活躍してきた名だたる智将や武将が怒濤の如く命を落としていくのです。私はこの巻で初めて図らずも涙してしまいました。 天命に逆らえず儚くも落命していくのは関羽も例外ではありません。 私は以前、友達13人(男:10人、女:3人)のグループで三国志ツアーと題して中国各所へ行ったことがあります。その際、関羽の眠る漢寿亭候墓(当陽)へも行きました。そこには私達の他に全然訪問者がいなかったため、がらんとしてどこか寂しくさえありました。そんな中、気が付くと女性陣が皆いなくなっているではありませんか。最初は気にも止めなかった男性陣も時間が経つにつれて不安を抱きだし、女性陣を探そうとし始めたその時… なんと、女性陣がウエディングドレス姿で登場したのです！ すると、3人は我先にと関羽の墓の前で、結婚の誓いの言葉を述べ始めるではありませんか。しかも、「関羽様と結婚するのは私だ」「いや、私が結婚する」と喧嘩を始める始末。 男性陣は呆気にとられ、ただ呆然とその光景を眺めるしかありませんでした。 漢寿亭候墓にはあまり人がいなかったから良かったものの、その後訪れた世界各地にある関帝廟の総本山・解州の関帝廟の時は衆人環視の状態の中で彼女たちは果敢にも同じことを繰り返していました。 男性陣が他人のふりをしたのは言うまでもありません。 形はどうあれ、長い年月を経ても多くの人に愛され続ける三国志の魅力を物語っているできごとの一つだと思います。 ソレデハ…
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<title>バガボンド 28 (28) (モーニングKC)</title>
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<description>本当に毎回毎回楽しみにしている。

自分はモーニングは読まずに、単行本をひたすら待つタイプです。

半年ぐらい待つことになるから、忘れたころに出てくる、でも３０分で読んでしまうので、又半年待つのが辛...</description>
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本当に毎回毎回楽しみにしている。

自分はモーニングは読まずに、単行本をひたすら待つタイプです。

半年ぐらい待つことになるから、忘れたころに出てくる、でも３０分で読んでしまうので、又半年待つのが辛い・・・。

ＮＨＫ大河ドラマの宮本武蔵（海老蔵だったか）も最後まで見るくらい宮本武蔵や竜馬のファンなんです。

２０１０年の竜馬伝はもう今から楽しみで…福山でよかった。キムタクだとなんかねえ。とにかくリアルヒーロ大好きなんで。

出来れば映画化してくれないかな、バガボンド。前巻までの地獄のような戦いを終えた武蔵を待っていたのは、沢庵からのキツい問いかけ。夢に見たおつうとの再会の喜びに素直に浸ることもなく、体の傷も癒える前に役人に連れられていく。それにしてもこの役人、７０人を斬った者を捕まえに８人で来るとはあきれる。小次郎と辻風黄平とのからみ、又八の語り、全国を駆け巡る武蔵の噂に反応するつわものたちなど前巻までとはうって変わっての展開の早さ。ドラマチックで引き込まれる。武蔵から刀を奪うことになるかしれないケガですが，一の太刀の力を感じることができ感慨深いものがありました。切って切って切ってばかりの話がかなり多かった最近だけれど、この巻は（それまでがあったからこそだけど）ほっとする。油断すると涙が出ちゃう1冊だと思う。バガボンドが大好きな人は油断しなくてもホロリといくかも。
でも、そんなのも最後でふっとんじゃうけど。吉岡一門７０人との闘いで深い傷を負い、剣の道を続けられるかどうかの分かれ目に。
一方で武蔵のそばで束の間の幸せを感じるおつうにとってはそんなことはどうでもよいことかもしれません。
おつうの願いがかなうストーリーはないのでしょうが、読みながらそういうハッピーエンドがあってほしいという気持ちが強くなります。
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<title>瑠璃でもなく、玻璃でもなく</title>
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<description>朔也と不倫をしている美月。
朔也の妻である英利子。

お互い対照的な彼女たちがどう生きていくのかが描かれています。

美月は不倫独特の悩みや独身であるが故の結婚への焦りがあり、一方で英利子は結婚後の...</description>
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朔也と不倫をしている美月。
朔也の妻である英利子。

お互い対照的な彼女たちがどう生きていくのかが描かれています。

美月は不倫独特の悩みや独身であるが故の結婚への焦りがあり、一方で英利子は結婚後の単調な日々への不満や姑からの小言など息苦しさがある。
このような描写は妙にリアルさを感じました。
そのせいか作品の世界にスムーズに入り込むことができ、一気に読んでしまいました。

英利子が美月に請求した慰謝料の金額。
現実では考えられないことかもしれませんが、英利子のプライドや強さが一番顕著に出ていたと思います。
一番印象に残っているシーンです。

終盤のテンポが一気に下がってしまったのが唯一残念でした。
もう1回くらい盛り上がるシーンがあるのかなぁと思いながら読んでいたらさくっと終わってしまったので･･･。
それでも、興味深く読めたので買って良かったです。

結局幸せになる手段は人それぞれだという、当たり前のようで気づきにくい部分を再確認させられた気がします。
結婚がいいのか悪いのか。
独身がいいのか悪いのか。
その人個人が決めることですよね。

恋愛の先に結婚が絶対的な独身の頃と、
先が見えない日常が続く結婚生活。
女が欲張りなのか、女はどちらの立場に居ても不安に駆られてしまう可能性がある。
その不安定な状況を巧く描いていくので、すんなり入ってゆける展開。
人生の先は独身でも既婚でも、不安定でトラブルを防ぐことは出来ない。
そのトラブルにどう向き合うか、独身で不倫中の美月と既婚者の英利子を通じ２人の女の選択に思いを馳せれる。
どちからが勝者でもなく、二人の女の５年前に起きた転機を描いている。
言い換えれば二人の将来がこのまま安泰ではない予感も匂う終わり方で、白黒はっきりさせたいハッピーエンドを望む人には不完全燃焼に終わる可能性はある。夫婦である英利子と朔也、不倫と言う恋人の美月と彼女に気がある(というかキープ君のような)友章など全員がつながっていて、スリルがある、と思い、実際途中葛藤のようなものもましたが… 最後、え、こんなあっさりとした結末?と脱力。恋愛が絡んだ時の女性の怖さや醜さ、男女の複雑さを書く唯川恵の作品は時々目をそらしたくなるくらい、薔薇の棘のような世界で私は好きだったのですが、これは……。 美月だけ、すんなりと行き過ぎ。英利子は聞き分けが良すぎ。平和ボケしていて、今までのようなリアルさがないです。読んだ後で納得いかない点が次々と浮かび上がり、なんとも後味の悪い苛々が残ってしまいました。 朔也がすごく誠実な男として書かれてますが、それなら他に好きな女性ができても妻の事を考えて不倫などしないはず。英利子に不満があるとか好きでもなんともないならわかるけど。美月と結婚したらなんの問題もなく、なんて、ありえない。子供ができなかったから悪いみたいな表現も納得いきません。悪気がないとしても、そしたら何年後かに朔也が別の人と恋に落ちればいいと思う。その時美月は、お互い愛し合ってるならしょうがない。どうぞ、と大人しく身を引く?ありえない。絶対に子供を盾にして朔也をひきとめ責めて、二世帯の不満も言うはず。この作品で作者が何を書きたかったのか全く理解不能。不倫でも真実の愛が最後には勝つ?そして巻き込まれた誰もが傷を癒して新たな明るい未来を切り開く? ものすごく好きな作家なだけに本当に残念。美月・２６歳。人には言えない恋をしている。幸せになりたい。
だけど妻のいる男と愛し合っている限り、結婚はできない。

英利子・３４歳。結婚して４年、何も不満のない毎日を送っているはずだけど、
「これでよかったのかな」とたまに思う。


どちらも、どこにもいるような女性。会社の隣の席に、あるいは、
マンションの同じフロアの奥さんがそんな感じかも、と思えるような。

そんなふたりの視点でかわりばんこに語られる、それぞれの不安と不満と戸惑い。
やがて、美月は、結婚したい、という気持ちを抑えられなくなり、
英利子は、専業主婦から、仕事をする女性へと社会に返り咲く…


違う生き方を選んだ女性がお互いを「あっちのほうが」と隣の芝生的に
見てしまうパターンは、唯川さんの得意とするところで安心して読める。
友人の結婚話に揺れる独身のヒロインの気持ちも、独身の友達が出世した
ことをしった主婦のヒロインの気持ちも、いつか自分も感じたことが
あるような気がする。それでも、たくましく、自分らしい落ち着き先を
見つけ、なんと折り合いをつけていく物語は、共感を呼びやすい。

テレビドラマの原作にしたら、女のバトル的要素もあるしウケそうだ。

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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/11/4062761874.html">
<title>三国志 2 新装版 (2) (講談社文庫 よ 1-24)</title>
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/12/4863240082.html">
<title>あの空の下で</title>
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<description>飛行機の旅は、チェックインだパスポートコントロールだ、やれ靴を脱げだジャケットを脱げだといわれとばたばたと５０，１００とあるゲートから自分のゲートへ向かい、席にたどり着くまで、ただの移動であるのに、...</description>
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飛行機の旅は、チェックインだパスポートコントロールだ、やれ靴を脱げだジャケットを脱げだといわれとばたばたと５０，１００とあるゲートから自分のゲートへ向かい、席にたどり着くまで、ただの移動であるのに、なんだか大変で不自由である。仕事がらみでのフライトであれば緊張しているし、家族を案じてフライトする事もある。

飛行機に乗っても、やれモバイルは消しなさい、荷物、そこはだめ、コンピューターはまだ使ってはいけませんといった指示に神妙に従っているしかない。

そんなときに、心ほぐされるのが結構機内誌なのである。

その機内誌での連載をのせたこの本。吉田の書く一つ一つの短編は、かりかりした気分をさらりとかわすかのようにあくまでも程よくライトなタッチで書かれてよい。しかも、ライトなタッチであっても一つ一つの作品に、しっかりとメッセージがあり、胸がじんとする。それが吉田修一の才能なのである。

多くの短編の中でも、私のお気に入りは、”東京画”。学生時代からの友情が時と環境によって関係がかわってくる話だ。“親友かといわれれば、堂々と「そうだ」とうなずけない所もあるが、......二人揃って「まさかこんな奴と」と、堂々と否定できるくらいきっと親友だったのである”。この作品には、学生から大昔学生だったそれぞれの読者がきっと、ほんの一時、時を超えさせる力がある。

エッセイでは台北での旅がよい。地元のおばちゃんが言葉の違い等におかまいなしに、“口が汚れているから拭いていきなさい”を伝えようとする。グローバル等というまでもないような、素朴な人の優しさを感じる事ができ、感謝する作者に好感を抱く。

どの作品も、人が寂しさやふがいなさのなか生きている事を見守りつつも、時や場所を超えて届く、ひと雫ずつの愛や友情のあかしをさりげなく見せられることによって、ちょうどいいくらいに少しだけ心地よくしてくれる。最近、女性誌の特集で吉田さんがブータンの旅について書いたものを読んで以来、吉田さんの旅記をもっと読んでみたいなぁ、と思っていた。 そんな矢先、書店をブラブラしているときにこの本を見つけたので、「俺の旅観こんな感じ。おまえも今度一緒に行く?」的な吉田さんからのお誘いじゃないの的な妄想にニマニマしながら買ってかえっ。 家の中ではごく普通の生活が営まれているのに、一歩街に出れば、祭の人出の中を漫ろ歩いているようなワクワクを感じられる香港が大好きなので、この街が舞台の「恋する惑星」に堪らなくやられました。 旅エッセイも吉田さんが垣間見られてよかったです。 今度日常生活のエッセイも書いて欲しいなぁ、と思いました。航空会社の雑誌に連載されていただけに、読むと飛行機で旅行をしたくなる優れた短編ばかりである。なんて言うと皮肉に聞こえるかもしれないが、しかし本当にそうなのだから仕方ない。そしてそのうちいくつかは、吉田修一の書いたもののなかでも特に印象ぶかい作品のひとつとなっているのだから、なんとういうか、彼の仕事力の高さを痛感させられる。
３０代ぐらい（？）までの人間なら必ず共感する部分があるだろう青春や恋愛の１２の物語も素晴らしいが（男の「友情」を巧みに描いた「東京画」が私的に好き）、私はそれ以上に旅行エッセイの方に感じ入った。バンコク、ルアンパバン、オスロ、台北、ホーチミン、スイス、とどれも現地の情景を鮮やかに描きつつ、そこで出会いあるいは観た人々の姿が実に印象的に記述されている。その場で著者と同じ体験をしたような気になれるし、と同時にしかし自ら同じような体験をしたくもなり、つまり旅行がしたくなる。お見事。ＡＮＡの機内誌『翼の王国』で連載されていた短編とエッセイをまとめた1冊。
機内誌連載なだけに飛行機や旅に纏わる話が多かった。
どの話も短くて
さ〜っと読めてしまう話ばかりなんだけど、
何故だか不思議に
その情景が目に浮かんでくるようだった。

旅っていいなぁ〜。
それが近場でも遠くても。
一人旅でもグループでも。
それぞれに色んな思いを持って旅に出る。
楽しい旅かもしれない。
傷心の旅かもしれない。
この短編集に出てくる主人公たちは
前向きに生きていこう、って言う気持ちが紙面からも伝わってくる。

特に自分が気に入ったのは『恋する惑星』というお話。
年齢差11の男女の物語。
年下の男の子の一途な本気の想いに「やるなぁ〜」と思いました。
『あの空の下で』は短編集だったので、１日１作品ずつ通勤時に読むのにちょうどいい長さでした。でも、困ったことがひとつ。普通の恋愛小説だったら「ここ、泣くとこ？」と心構えができているので大丈夫なのですが、『あの空の下で』では予期しないところにグッとくるフレーズがあり、「あ、まずい！」と思ったときには鼻の奥がツーン、涙がほろり。慌ててうつむきハンカチを出しました。
どの作品が好きかと誰かに聞かれたら、迷わず『自転車泥棒』と『恋恋風塵』を挙げます。趣向のまったく異なる作品なのですが、両方とも読み進めるうちに心にざわめいて落ち着かなくなり、読み終わった後もしばらく、頭の中でグルグルと物語の断片が浮かんでは消えていました。両方とも身近なことを題材にしているのに、とても印象的なストーリーです。
『あの空の下で』にはさまざまな主人公が登場し、悩みながらもポジティブに進んでいきます。そういう姿が自分と重なるときもあり、ずいぶん勇気づけられました。自分の環境が変わったときに読み返したら新たな発見があると思うので、すぐに手にとれる場所に置いておきたい本です。

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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/13/4062761882.html">
<title>三国志 3 新装版 (3) (講談社文庫 よ 1-25)</title>
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/14/4062761866.html">
<title>三国志 1 新装版 (1) (講談社文庫 よ 1-23)</title>
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他のレビュアーさんも書いていますが、この新装版には「篇外余録」とそれから作品冒頭の「序」が付いていません。どのような経緯でこうなったのか解りませんが、これらがないと作品としての体を成さないのではないでしょうか?「序」と「篇外余録」は吉川英治先生の世界観、三国志観、諸葛孔明観が書き記してある非常に重要な箇所だと思います。単なる解説ではないと思います。・・・吉川先生あの世で怒っているのではないでしょうか?あるいは講談社の品位にかかわる重大な問題だと思います。吉川英治歴史時代文庫の方は、巻(まき)が途中で一冊一冊別れていますが、こちらは2つの巻で一冊です。なので、前者より三冊少ない全五冊となっています。ここは評価できるのですが、新装版は注釈がありません。ごっそりなくなってます。これは初めて読む方には難易度が上がっている形になりますので、評価をかなり下げました。吉川英治歴史時代文庫の方は星5つなんですが…
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/15/4062761890.html">
<title>三国志 4 新装版 (4) (講談社文庫 よ 1-26)</title>
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<title>吉本隆明の声と言葉。〜その講演を立ち聞きする74分〜</title>
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<description>吉本隆明さんの本を一冊も読んでいない状態で購入した若い世代ですが、聞いてみて一気に惹きつけられ、慌てて実家に氏の書籍を送ってくれるよう依頼しました。
「あ、吉本です」という挨拶から始まって、夏目漱石...</description>
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吉本隆明さんの本を一冊も読んでいない状態で購入した若い世代ですが、聞いてみて一気に惹きつけられ、慌てて実家に氏の書籍を送ってくれるよう依頼しました。
「あ、吉本です」という挨拶から始まって、夏目漱石、宮沢賢治、太宰治、与謝野晶子の源氏物語、都市、経済、戦争、善悪、親鸞、などなどの講演がブツ切り状態で編集されていますが、さすがの糸井重里、不勉強な若者の心をがっちり捉える説明し難いうまい編集になっています。
「粋な編集」とでも言うといいかな？妙味心得た切り方、つなげ方です。

袋とじで、「太宰治」と「日本の経済を考える」の二本の講演がまるまる聴けるという特典記事があります。
高額の『吉本隆明 五十度の講演』を買うための検討素材として、とても良いと思います。吉本隆明さんの考えはいつも非常にラディカルで、他の誰も言っていないような
独自性のあるものであるにもかかわらず、すっと頭の中に入ってきて、それ以降その考えに、
ずっと捉えられてしまうような、そんな中毒性のあるものだと思います。

例えば、講演CDに収録されている漱石の『吾輩は猫である』の評論では、
この作品では物語の途中から猫の役割が「移動する耳」から「移動する眼」に明らかに
変わっていると述べられています。「そうだったのか！」と目から鱗で、以降『猫』は、
吉本さんの考えなしには読めなくなってしまうのではと思ってしまいました。

この他CDには文学、経済、生命など様々な分野の講演が収録されています。
とてつもなく幅広い分野、その全てで「他の誰も言っていないような」独自の思想を
展開してしまう･･･思想界の巨人の実力を肌で感じることができる素晴らしい作品でした。他の方も書かれていますが、吉本隆明氏の口調というか
口癖に馴れるまで、少し戸惑いますが、馴れてしまえば
それがかえって趣があって良いです。

もちろん真面目なお話ばかりなのですが、何故かちょくちょく笑えます。

さまざまな講演の面白い部分のピックアップ集といった感じです…。
これ、ちょっと、ついです。良い意味で。
え？終わり？続きを聴きたい！え〜！！！という部分が多々ありまして、
もっと別の講演集に手を出したくなります。ずいぶん長い間、吉本隆明が苦手でした。 誤読かもしれませんが、ボクの興味が柄谷行人を中心にデリダやウィトゲンシュタインにつながっていったからかもしれません。 ただ、ボクの中には同時に柄谷行人と中上健次と坂本龍一と糸井重里がつながる線もありまして(『YOU』が好きで和歌山県立新宮高校出身なのでこちらの方が馴染みがあったりもするのですが…)、吉本隆明に興味もありました。 そこで今回、糸井重里の手招きに誘われるまま、ほんの少し勇気を出して(なんせ人見知りなもので…)講演を立ち聞きさせてもらうことにしました。 そしたらこれがまたいいカンジなのです。 例えば最近、チェ・ゲバラの本を読みながら「でも、前提として彼は武器を手にしてるんだよなぁ」と思っていたらヴェーユのマルクスもエンゲルスもレーニンも戦争を止せはと言っていない話がでてきて、そういえば左翼思想と反戦ってどこで結び付いたんだろうと考え始め、 喫煙者であるボクは職場で禁煙論争に巻き込まれて正論とそれに対するスマートではない反論にうんざりしていたら親鸞の話があって、 他にもエコロジーの話や宮澤賢治の話などなど、それぞれの話にまだ奥があるにしてもこれはこれでずいぶんおもしろいのです。 もともと中上健次や坂本龍一との対談の中にたまに出てくる吉本隆明の「そういうのは冗談じゃねぇ、やめてもらいてぇと思うわけです」みたいな言い回しが好きではあったのでタイトルそのままに話し方も楽しんでいます。 あと、これをきっかけに遅れ馳せながら他の著作も併せて読み始めました。 (パソコンを持っていないので特典の無料ダウンロードは悲しいです。でも「ほぼ日」企画だからしょうがないか…)糸井重里氏企画のコラージュ的なCD講演集。
糸井氏が膨大な音源から聞いて欲しいところを部分的にピックアップしてCDに説明本を付したもの。
全部で28トラック。
糸井氏の、わからないところは、わからないなりに何度も聞く、と述べているところ等に感銘を受ける。
吉本氏の口調になれるのにも時間がかかるが、論点にも重要なところはいくつも改めて気付かされたところもある。本には糸井氏との新たな対談が載っているが、これも重要な論点があるようにおもった。


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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/17/402250272X.html">
<title>悪人</title>
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<dc:date>2008-11-20T07:21:20+09:00</dc:date>
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<description>久しぶりに泣けた作品。
年齢を重ねたから感じる事なのか、登場人物皆がとても人間臭くていい。
登場人物皆悪人なのか、そうさせる環境で生きて来たのか・・・
綺麗事の多い小説の中で人間味のある人々の心にふ...</description>
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久しぶりに泣けた作品。
年齢を重ねたから感じる事なのか、登場人物皆がとても人間臭くていい。
登場人物皆悪人なのか、そうさせる環境で生きて来たのか・・・
綺麗事の多い小説の中で人間味のある人々の心にふと足を止めてみたい作品。
「生まれて初めて人の匂いがしたっていうか・・」と始まる少年の言葉が今の世の中に重なるような気がした。
分厚い一冊ですけれど、読むほどに入り込めます。瑣末なやりとり、感情を細かく細かく描いていて、何とも生々しいですね。自分が役に移りこんでしまうような感覚さえ覚えます。
「悪人」という言葉そのものについて、読み終えたあと随分考えてしまいました。
人の犠牲になってでも 愛を貫き通す強さを持ちながら、人を殺めてしまった男（悪人）。
その彼を取り囲むのは、ねたみ、嫉妬、猜疑心、卑屈な心 など暗黒な心を押し隠し、巧みに人当たりが良い人間を演じる 心弱き人間（悪人）たちだった。

他には比べ物にならないほどの深い愛情をもちながらも、犯罪をおかしてしまう人間と、邪悪な心をもちながら、かろうじて犯罪をおかしてはいない人間。
『良くない心を持った人、または 良くない事をする人を “悪人”という（国語辞書より）』のなら、どちらの種類も悪人といえるのではないか・・・・。

全編、むせかえるほどドロドロとした人間の暗黒面をみせつけられる内容です。
問題を直視することができない心の弱さと、傲慢な心が、人を傷つけ、取り返しの付かないような邪悪な念を生む、という悲劇を見せ付けられました。

事件後、嵐が過ぎ去るのを待つのではなく、精一杯ふんばって体当たりした加害者・被害者の親族たち。そして、最後の最後で、最強の犠牲愛を示した犯人。
ギリギリの中で彼らのみせた勇気が、涙を誘う。
人間て、こんなにも強く、こんなにも可能性に満ちているんだ・・・と人は愛なしには生きていけない。心の底に沈殿する愛の渇望に突き動かされて出会い系サイトで知り合った男と女が、運命のイタズラによってその歯車を少しずつ狂わせていく。 
ワイドショーがセンセーショナルに報じる殺人事件の舞台裏で進行する家族たちの苦悩や葛藤が丹念に描かれ、作品の陰影をより深いものにしている。性欲を持て余して女漁りをしている無口で暗い男が
出会い系で会った女をたまたま殺して、また懲りずに女と会い、一緒に逃げ回るっていうしょうもない話。
それだけの話に無駄にページ数を費やしているだけ。
まあ面白いことは確かとは思うけど。

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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/18/4062761904.html">
<title>三国志 5 新装版 (5) (講談社文庫 よ 1-27)</title>
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<description>他のレビュアーさんも書いていますが、この新装版には「篇外余録」とそれから作品冒頭の「序」が付いていません。どのような経緯でこうなったのか解りませんが、これらがないと作品としての体を成さないのではない...</description>
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他のレビュアーさんも書いていますが、この新装版には「篇外余録」とそれから作品冒頭の「序」が付いていません。どのような経緯でこうなったのか解りませんが、これらがないと作品としての体を成さないのではないでしょうか?「序」と「篇外余録」は吉川英治先生の世界観、三国志観、諸葛孔明観が書き記してある非常に重要な箇所だと思います。単なる解説ではないと思います。・・・吉川先生あの世で怒っているのではないでしょうか?あるいは講談社の品位にかかわる重大な問題だと思います。最後のページを開いて驚きました。
「小説」三国志を書き終えた吉川氏のあとがき、エッセイというのでしょうか、
「篇外余録」がありませんでした。
この章があるとないとでは全く物語としての完成度が異なってしまうと思うのですが・・・・。
最後の淡々とした一文、
この長い作品の登場人物たちの、
漢から三国へ至り、晋に続いた道のりを凝縮した一文を掲載しない意図がわかりません。
もしかしてもともと不要な章だったのでしょうか？
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<title>バガボンド 27 (27) (モーニングKC)</title>
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<description> 井上雄彦さんの絵はすばらしい。
原作を超えている。画像がよいのでつぎつぎに買ってしまう。
武蔵バガボンドとつけたネーミングも良い。
これから終局までいったい何冊でるのであろうか。
 21世紀武蔵は...</description>
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 井上雄彦さんの絵はすばらしい。
原作を超えている。画像がよいのでつぎつぎに買ってしまう。
武蔵バガボンドとつけたネーミングも良い。
これから終局までいったい何冊でるのであろうか。
 21世紀武蔵はあんがいこころが優しくて、荒れ果てた東京に住む我々の
こころにいや全国の人のこころに小さなともし火を置いてくれている。
 ちいさな熱はやがて心を溶解させて、良き人がふえるとうれしい。
 ぜひお読みください。バガボンドは毎回楽しく読ましていただいているけど、今回の巻は自分的にあまり好きではない。
なんというか、気安く人を殺しすぎる。人を殺すということの重さというものが表現しきれてなくて、ただ単にヒーローが敵をばっさばっさ殺してるだけな気がしてならない。
これじゃドラゴンボールみたいなのと変わんなくて、バガボンドらしさというのがあんまりでていないなぁと思った。
個人的ではあるけど、あんまり作者の気持ちみたいなのが感じた気のしない巻に思えた。吉岡一門弱すぎ・・・７０名もいるので、当然雑魚はいて良いけど・・・上の連中も雑魚とそれほど差がない動きしかしていなくて、つまらない。
たんに、雑魚を７０名やっつけるので、量で疲れましたというだけにしか感じない戦いでした。
以前の吉岡の屋敷での戦いのほうが100倍面白かった・・・前巻早々に始まった吉岡一門７０名との戦いがやっと終わる。行方は分かっているのに読み進むうちにドキドキしてくる。「やわらかくなるほど深まるもの」を掴んだ武蔵が一つ上のレベルへ進む。死の前に一の太刀を入れようとする植田の描写は鬼気迫る。新章ではついに宿命の相手と剣を交えるか！？とことん真剣勝負を描き極めようとする作者の姿勢が秀逸です。
今回の27巻においても、それはただの想像の殺し合いではなく、できる限りリアリティを含んだ生身の命の取り合いを描いています。
また、70人対1人という無茶な絵空事も、なんとか現実感が持てるように試行錯誤されています。
それは武蔵の戦い方の変化や、切り殺されていく平凡な剣術家の思惑、永遠に続きそうな終わりの見えない戦いの長さ、などを巧みに描くことによって成し得ています。
特に武蔵の戦い方の変化には、「作者は人を切った経験があるのか？」「どうしてこんな変化を思いつけるものなのか？」と感嘆してしまいます。

一つ残念なのは、絵が一瞬の刹那を描き続けているために、切り合いの動きが時々分かりにくいことがあります。
これは全巻を通して見られる欠点です。
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<item rdf:about="http://5bookshop.bestbook-shop.com/detail/20/4101289220.html">
<title>悪人正機 (新潮文庫)</title>
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<description>吉本隆明の本を一度も読んだことがない自分にとって、糸井重里との共著ならとっつきやすいだろう、と考えたのがきっかけ。

吉本隆明。
思想界の巨人。

でも私は彼のことをほとんど知らない。
哲学的な語り...</description>
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吉本隆明の本を一度も読んだことがない自分にとって、糸井重里との共著ならとっつきやすいだろう、と考えたのがきっかけ。

吉本隆明。
思想界の巨人。

でも私は彼のことをほとんど知らない。
哲学的な語り口とイデオギーと言うイメージが重なって、あえて近づかなかったという方が正しいかもしれない。
知っていることと言えば、吉本ばななの父親。
しかし、糸井重里は吉本隆明のことを尊敬しているらしいと知ってから興味が湧いた。
もしかして自分にも理解出来るのだろうか。
そして、親鸞にも少々興味があった。
そこで手に取ったのがこの本。
しかし、書名に反して親鸞は全く関係がなかった。

あるテーマに従って、吉本隆明が語ると言う形態の本。
各テーマの最初には糸井重里の「手引き」のような文章がある。
吉本初心者にとって、おそらくこの本は「正解」だったのだろう。
なぜなら、おそらく出来るだけ平易に答えているであろう吉本隆明の言葉の内容が、文章の平易さほどには読む者には平易には伝わらないからだ。
これが糸井の手引きがない内容であれば、と考えると二の足を踏んでしまう。
やはりむつかしいぞ、吉本隆明。
もう少し修行が必要かもしれない。 ビートたけし・泉谷しげる・吉本隆明。この3人は東京下町育ちで、塗装業、大工、船大工という職人を父に持ち、そろって下町言葉を捨てず、並外れた業績をなしても庶民感覚を失っていない人たち。本書も糸井重里のインタヴューに答える形で、知の巨人だというのに生活レベルで喩えを持ち出すので、思想というより人生訓という感じがして好感を持てる。
 吉本の著書は若いころはがんばって読んだものだ。著述には文章執筆の気負いと精確さをねらうのと思索の現場というものが詰め込んであってかなり難解なところがあったものだ。
 この本によって吉本とひさしぶりに再会してみれば、それら著書の現在的な結論が簡潔的に述べてあって、彼のこれまでの営為が分かりやすく俯瞰できた。その中には感覚的な表現も混入してあって、それは懐かしいかつての著書へリンクすることがまかせられていて、それなりに読み応えがあった。
 すごいな、と思ったのは、高齢になっても若いころの自分の著述してきたことをしっかり覚えていて責任を持っていることだ。
 オウムや黒田寛一など危ない名も出てくるが、こういうことには感覚的な嫌悪感など持ち出さず謙虚に、真摯に取り上げている。その逆にタイトル「悪人正機」の由来に繋がることが、正義を他人にまで押しつけ社会全体が一色に染まらないと気分が悪いという人たちへの嫌悪感も健在で心強い。将来「単一民族」意識のある日本が戦争などヘンな方向に向かうとき、このような人物が再来することを願ってやまないと思ったものである。
 彼を中学校へ招いて放課後の学習会をお願いするなら、彼がどんなにかみ砕いて話をしたとしても理解できないかもしれないが、彼に接した子どもたちには人生上の事件になり、進路を左右することは間違いない。ちなみに教科は、数学、理科、社会、国語かな。私立なら宗教も。 吉本さんが哲学的課題について答えてくれています。その中で、吉本さんは「教育」を心配しています。特に中学と大学。他の本でも書かれていますが、吉本流教育改革(大学編）を２つ提言しています。１つ目は、教授が強制的に他の大学で教えること。２つ目は、学生が他の大学へ行って自由に単位が取れること。これによって、大学に対する必要以上の憧れが薄れ、少しずつ世の中の価値観に変化が起きるのではと述べられています。やはり教育は大学から変わっていくのが自然かもしれません。
 最初は理解しづらくても、徐々に体全体に響く浸透力のある本です。吉本さんに関心を持った方にまず読んでほしい一冊です。我が青春のカリスマ吉本氏と糸井氏の対談集。対談集と言っても、糸井氏の質問に吉本氏が自由奔放に答えるという形式で対談は進む。題名から分かる通り、親鸞の他力本願の悟りをザックバランに語ったような一見逆説めいた放埓な言辞で今の日本の姿を裸にする。

「泥棒して食ったっていいんだぜ」。「死は自分には属さない」。「所詮、世の中は自分一人、孤独との闘いさ」。「働くのがイイなんてウソ。24時間遊んでいる子供の姿が理想」。「人は人を助けられない。だから、ボランティアなんてまやかし」。「仕事に大切なのは上司ではなく"建物"だ」。「素質が問題になるのは、その道で10年頑張った後の話」。「正義の基準なんてどこにある」。意表を突いた言葉の数々のようだが、各々含蓄がある。ただし、オウムに関する考察と、国防(憲法九条)に関する議論には首骨できないものがあった。

糸井氏の巧みなリードのおかげか、好々爺振りを発揮して、思いのたけをザックバランに語る吉本氏もまた楽しい。目からウロコの処世訓として読んでも味があるし、単純に面白いエッセイとして読んでも脳が活性化される痛快対談集。糸井氏の質問をお題にして、吉本氏が考えを述べている本で、ひとつのお題（例えば「生きる」とは？とか、かなり概念的なお題）が７−１０Pくらいにまとまっている。 
長さもちょうど良くて、次へ次へとスムーズに読み進められる。 
いろいろ自分の頭で考えて生きてきたおじいさんの話しを飲み屋とかで聞いてるような感じの本で、面白かった。読書ばっかりしてて、自分の頭であまり物事を考えてきていない自分を反省してしまった。
何事も１０年やれば一人前という話しがよく出てくるので、こつこつ継続して考えたらいいんだろう。
糸井氏は、各お題の一番最初に１Pだけ出てくる。聞き役に徹している。 
二人が作者になってはいますが、対談ものではないので、そこは気をつけてください。
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